【ハーフトンキラー】マイラロザレス 2歳甥の上に落ち殺害?姉妹を守る為に偽証していた

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投稿日:2023年7月18日 | 最終更新日:2023年7月18日

エリセオジュニア君急変、ジェイミーさんからマイラ ロザレスさんへの偽証の依頼

その日の遅くにエセリオジュニア君は呼吸困難で苦しみはじめます。マイラ ロザレスさんは救急外来へ連絡し、エセリオジュニア君は救急車で搬送されます。

母親のジェイミーさんは病院で警察から「誰がエセリオジュニア君を傷つけたか言わないと面会させることはできない」と言われたようです。ジェイミーさんはマイラ ロザレスさんへ電話口ですすり泣きながら信じられない依頼をしました。

「負傷の責任はマイラにあると警察に伝えてほしい」

ジェイミーさん自身、朝エセリオジュニア君を激しく殴打した自覚はあったはずです。そしてマイラ ロザレスさんがベッドから移動することはできず、エセリオジュニア君に事故であっても怪我を負わせることは無理であることも想像できたはずです。

それともあの程度の打撲でこんな大事になるなど思わず、エセリオジュニア君が自分で転倒あるいは頭をぶったことが原因と思ったのでしょうか?だから子守をしていたマイラ ロザレスさんに責任があると思ったのでしょうか?

真相はわかりません。しかしその信じられない依頼をマイラ ロザレスさんは受け入れてしまいます。

マイラ ロザレスさんは警察へこう伝えました。

「ベッドのはじまで転がって甥っ子の近くまで移動したが、手が滑って彼の上に倒れてしまった。責任は私にあります。でも事故だったんです。」

なぜマイラ ロザレスさんは偽証する事を受け入れたのか

偽証する事を受け入れたことについてマイラ ロザレスさんは雑誌のインタビューでこう答えています。

‘People may not understand this but I wanted to help my sister and I didn’t want the authorities to take the other children’ says Mayra.

「みんなは理解してくれないかもしれないけど、私は私の姉妹を助けたかったし警察に他の子供たちを連れて行かれたくなかったの」

www.dailymail.co.uk 21 September 2012

動けない自分の生活を世話してもらっている事への感謝が大きかったのかもしれませんね。そしてジェイミーさんの子ども達への愛情も大きかったのでしょうね。

しかしその結果マイラ ロザレスさんは逮捕され死刑で起訴されてしまします。

…死刑求刑なんですね…。事故と思われなかったのでしょうか???

しかし結局裁判が進むに従いエセリオジュニア君の死因は頭への打撃と一致していて、圧死の可能性はない事がはっきりしていきます。そして、マイラ ロザレスさんは子どもの頭を殴る為に腕を振るという動作がその体形のためできなかったのです。

因みにジェイミーさんは虐待していた自覚があったんでしょうね、マイラ ロザレスさんの裁判の途中でテキサス州外へ逃亡しています。

裁判で真実の証言

その体形からエセリオジュニア君の殺害は不可能であることがはっきりし、検察官側もマイラ ロザレスさんの「エセリオジュニア君の上に落ちた」という説明に疑念を抱き始めます。

最終的にマイラ ロザレスさんは嘘をつくことを辞めるよう彼女の弁護士に説得されジェイミーさんからのエセリオジュニア君への虐待があった事を裁判で証言しました。そして、それでも妹が大切で妹を守る為に偽証したことを認めました。

その数か月後ジェイミーさんはテキサス州へ戻る説得に応じ自首しました。そして息子への殺人に対する裁判にかけられました。その結果子どもに怪我をさせた事を認め懲役15年の判決が下りました。

事故っぽいマイラ ロザレスさんは死刑求刑で、虐待で怪我をさせたジェイミーさんは「怪我をさせたことを認めた」ことで懲役刑なんですね…。15年は長いとは思いますが、アメリカの司法制度どうなってるの…???

因みに残りの3人の子ども達は祖母によって育てられているようです。

【ハーフトンキラー】マイラロザレス 裁判後はどうなったのか?

裁判の後、マイラ ロザレスさんはどうなったのでしょうか?

マイラ ロザレスさんは裁判等の心労により体調が悪化してしまいました。そのため肥満を解消するためヒューストンの病院へ入院し、24時間体制で治療を行っています。

マイラ ロザレスさんを家から出す為に家の壁を破壊し、移動は救急車ではなく輸送トラックで行ったということです。

入院当時マイラ ロザレスさんは重度のうっ血性心不全の状態でしたが最初の10日で45㎏減量に成功し、腫瘍や、腫瘍に付着した皮膚を手術で取り除きました。また高たんぱく質中心の食事をまもり、毎日1~2時間のリハビリを行い胃のバイパス手術を受ける為に272㎏の減量に成功しました。

その結果、彼女は車いすで移動する事が可能になり、健康な体を少しづつ取り戻していきました。

【ハーフトンキラー】マイラロザレス 現在の姿

 マイラ ロザレスは1980年生まれのアメリカ人で、体重との戦いに勝利した。5年間にわたる徹底的なダイエット、体操、11回の外科手術、その他の美容整形手術を経て、この女性は400キロの減量に成功し、現在体重はわずか90キロである。

現在のマイラ ロザレスさんの姿はFacebookで確認することができます。

マイラ ロザレスさんはリバウンドすることなく、健康体を取り戻し、化粧やおしゃれを楽しんでいます。

【ハーフトンキラー】マイラロザレス まとめ

マイラ ロザレスさんは2008年に甥っ子の上に転倒し殺してしまったとして逮捕、起訴されました。

当時マイラ ロザレスさんの体重は500㎏でメディアはこの事件を”ハーフトンキラー”として大々的に報道しました。

しかし裁判が進むにつれマイラ ロザレスさんの体重や体形から甥っ子の上に転倒することも、危害を加える事も不可能である事が明らかになっていきます。

事件の真相は甥っ子に危害を加えたのはマイラ ロザレスさんの姉妹のジェイミーさんで、朝食を食べない甥っ子に腹を立てヘアブラシで甥っ子を殴打しており、その時の頭部への打撃が致命傷となっていました。

事件後マイラ ロザレスさんは入院治療で大幅にダイエットする事に成功し、健康な体をとりもどしました。マイラ ロザレスさんのFacebookアカウントで現在では化粧やおしゃれを楽しむ姿が確認できます。

事件は不幸で悲しいものでしたが、それをきっかけにマイラ ロザレスさんは健康な体と「普通の生活」を取り戻すことができました。

マイラ ロザレスさんはジェイミーさんを現在でも恨んでいないとインタビューで答えています。インタビューを映した動画ではジェイミーさんと手紙でやり取りしている様子も記録されています。

500㎏の体から現在の姿になるまでには相当な努力が必要だったと思われますが、その姿を見た上での現在の幸せそうな姿は多くの人を勇気づけるのではないでしょうか。

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