いつかキャットウォークを歩くことを夢見ていた青年。西洋的な顔に近づきたくて選択したコラーゲン注入。注入物には有害な物質が含まれていた!異物による炎症・感染症から顔面に一生涯の傷が…。粗悪な美容整形による悲劇の事件
【エロウィ・アルビソ】キャットウォークを歩きたかった青年に何が起こったのか?
フィリピン、マニラでカタログモデルとして活躍していたエロウィ・アルビソさん。エロウィ・アルビソさんはいつかはファッションモデルとしてファッションショーでキャットウォークを歩きたいと思っていました。
そんなエロウィ・アルビソさんですが2015年24歳の時、より西洋的で魅力的な顔になる為に鼻を整形手術する事を決意します。
500フィリピンペソ(日本円に換算して1100円程度)をニューハーフの施術者ユージ・エドワード・ウダンガンに支払い鼻へのコラーゲン注入術を施行します。手術料金には顎の整形手術も含まれていました。
日本円で1100円だと安すぎる印象ですが、実際どうなのでしょうか?日本では美容整形は保険診療ではなく自由診療となる為、料金はクリニック側が自由に決められます。その為クリニックにより価格が異なりますが、動物由来のコラーゲンによるものならばおおむね1万円~5万円、人由来のコラーゲンだと10~15万円かかるようです。
ちなみにフィリピン男性の平均年収は23万ペソ(50万円)です。単純に比較できるものではありませんが日本で500万円の年収を稼いでいたとすると11000円相当にあたる価格かと思います。
しかし美容整形施術後、なぜか数週間でコラーゲンを注入した鼻は化膿し膨れ上がってしまいます。
顎の手術も料金に含まれていましたが、美容整形施術後の写真を見る限り顎に切開痕はなく同様に腫れあがっている様子から、顎にもコラーゲン注入を行っていたと思われます。
【エロウィ・アルビソ】なぜ感染症が起こったのか?7回の手術
コラーゲン注入後、感染症をおこし腫れあがってしまった鼻と顎ですが、エロウィ・アルビソさんはその後2年間に治療としてなんと7回もの皮膚形成手術を行っています。
なぜ施術後に感染症が起こってしまったのでしょうか?
感染症の原因はなんだったのでしょう?
その答えは病院で皮膚形成手術を行った際に判明しました。
実はエロウィ・アルビソさんの鼻と顎に注入されたコラーゲンには、人体に有害なワックス、ワセリン、コーキング剤(!!)が混入していたのです。
7回の皮膚形成手術により人体に入り込んだ有害物質は徐々に取り除かれ損傷の一部は修復されましたが、残念ながらエロウィ・アルビソさんの鼻と顎には痛々しい傷跡が残っています。
そして医師からは「この傷は元には戻らない事を覚悟してください」と告知されています。
皮膚形成手術後、エロウィ・アルビソさんはニューハーフの美容整形施術師ユージ・エドワード・ウダンガンに医療費の半分を支払うよう交渉しますが残念ながら決裂してしまします。
その時ユージ・エドワード・ウダンガンは自分の施術の評判を傷つけたとののしった上に命を脅かすような発言をしたとエロウィ・アルビソさんは主張しています。
警察はユージ・エドワード・ウダンガンの逮捕状を発行しましたが残念ながら彼(彼女?)は姿をくらましてしまいました。
2016年にエロウィ・アルビソさん自身がTwitter(現X)でユージ・エドワード・ウダンガンの情報提供を募っていましたが、その続報がないことから現在でも逮捕には至っていないと考えられます。
商売道具だった顔に一生治らない可能性が高いと医者に宣告されてしまう程の醜い傷が残ってしまったエロウィ・アルビソさん。
その後いったいどのように生計をたてているのでしょうか?
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