【80億円強奪した36人】ブラジル中央銀行支店金庫破り事件 大金を持った事で誘拐の被害者に
実は容疑者の内の数人は誘拐事件の被害者になっています。
2005年10月20日に首謀者の1人とされるルイス・フェルナンド・リベロイ(26歳)の遺体が発見されます。彼の遺体は7発の銃弾を受け、手首には手錠の痕がありました。
ルイス・フェルナンド・リベロイは犯行後フォルタレザ市からサンパウロ市へ逃亡しましたが、10月5日に誘拐されました。リベロイの家族は89.3万レアルの身代金を支払いましたがリベロイは生きて解放されることはありませんでした。
ルイス・フェルナンド・リベロイ誘拐殺害事件にはなんと警察官が関与した形跡があり、その内3人が逮捕されています。
リベロイの殺害から2006年4月13日までに金庫破りに関連した6件の誘拐事件が発生し、そのすべての事件で身代金が支払われました。
そして、さらに2006年10月3日にはサンパウロ市の貧民街で容疑者1人の遺体が発見されています。
【80億円強奪した36人】ブラジル中央銀行支店金庫破り事件 複数の首謀者 アントニオ・ジュシバル・アウベスとモイセス・テイシェイラ・ダ・シルバ
アントニオ・ジュシバル・アウベス通称”アレマン”はブラジル中央銀行支店金庫破り事件の首謀者の一人と見られています。
アレマンは犯行グループに複数のメンバーを勧誘して参加させていました。
実はアレマンは2000年8月にも別の強盗事件で訴えられています。その事件ではアレマンはもう一人の男と共謀し、顧客であると嘘を付いて法律事務所で強盗をしたとされています。
2006年4月にはアレマンと間違えられてアレマンの兄弟が誘拐されています。アレマンの兄弟は身代金が支払われた後生きて解放されました。
アレマンはこの金庫破りに係る刑で現在服役していますが2017年に脱獄未遂を起こしています。
首謀者の一人であるモイセス・テイシェイラ・ダ・シルバはトンネル掘削の専門家と見られています。
なんとモイゼスは2001年に他の約100人の囚人と共にトンネルを掘り刑務所を脱獄しています。その当時モイゼスは強盗罪で25年の刑で投獄されていました。
そして2004年10月にトンネルを使った強盗事件が発生しているのですが、モイゼスはその強盗にも加担していたと疑われています。
2009年8月にモイゼスは逮捕されていますが、警察当局はモイゼスを1年以上の監視、調査の末逮捕しました。
【80億円強奪した36人】ブラジル中央銀行支店金庫破り事件 おわりに
2005年8月に発生したブラジル中央銀行フォルタレザ支店金庫破り事件について調べてみましたが、日本という比較的大人し目の国で生きてきた身として「ブラジルって…」という驚きが一番の感想です。
トンネル掘って100人の囚人が脱獄とか、映画か!?
警察の腐敗ぶりもすごいですね、金庫破り犯の誘拐・殺害に警察が関与しているとか、映画か!?
ちなみにモイゼスは金庫破りで配当された250万レアルの内半額以上の訳150万レアルを民間警察官へ支払ったと主張しています。そしてその他の共犯者にも同様のことがおこっていました。
民間警察って、実質やくざと解釈すればいいんでしょうか?
2014年4月までに犯行グループの36人中27人が逮捕されています。
盗まれた紙幣は、市場へ再循環させるか廃棄するかを判断する調査対象の古い紙幣で紙幣番号が控えられていなかった為、追跡する事がほぼ不可能な状態でした。
このブラジル中央銀行支店金庫破り事件は『Federal Bank Heist(連邦銀行強盗)』のタイトルで2011年に映画化されています。


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