【佐々木良】ギャル雑誌を読み漁って人生大逆転!なぜ万葉集の現代語訳本を出そうなんて思ったの?きっかけはコロナ
そもそも佐々木良さんは元々は万葉集を訳す気は毛頭なかったんです。
昔から勉強嫌いだった佐々木良さん、当然本なんか読むわけがありません。27歳までは「本」を一冊も読んだ事がなかったとまで豪語されている、そんな本嫌いだった佐々木さんがなぜ本を書く側になったのか?
きっかけは27歳で読んだ染織作家、志村ふくみさんのエッセイ『一色一生』でした。色を起点とした生き方、生活の仕方が書かれているその本を「めちゃくちゃ面白い!!」と感じた佐々木良さんはそこから一気に読書に目覚め、その後6年間で読んだ本は何と1万冊!
面白い!ってなると一気に火が付くタイプのようです。その後32歳で作家デビューまでしてしまいました。
そして作家として活動を始め2冊本をだした後、次に出す本としてフランス絵画にまつわる書籍を別の既存の出版社から出す予定になっていました。ところが新型コロナの影響でフランスへ行くことができなくなりあえなく断念することになります。そして収入は0に。
しかし新型コロナの経済萎縮への対応で国から10万円の特別給付金が支給されたのです。
「『自分で出版社を作って、自分で本を出そう』と。この10万円で個人でどこまでのことができるのかなって思いました。若者が今、コロナで何もできなかったじゃないですか。そういう中で『10万円でもアイデア一つでここまでいけるんだぞ』ってところを38歳の僕なりのメッセージとして伝えられるんじゃないかな、と。ちょっと納税1億円までは頑張ろうかなと思っているんです」
スポーツ報知 2023年5月1日「万葉集を若者言葉で超訳 話題が話題呼び7刷9万部の大ヒット…「愛するよりも愛されたい」たった1人で出版社運営」
国からの10万円の補助金でどこまでできるか、出発はそこからでした。そして「令和」らしい社名にしようという発想から「令和」という元号の出典元「万葉集」から名をとって「万葉社」としました。
もともと佐々木良さん、古事記や日本書紀は好きだったそうですが、万葉集は興味はなかったそう。
「それでも社名にしたんだから、一回読んでみるか」と読んでみたら、美しい歌ばかりかと思いきや失恋へのボヤキや、怒りを爆発させた歌など情緒のおもむくままに書き連ねられた歌もあり「なんか面白いぞ」と万葉集の世界に引き込まれてしまったようです。
実際に万葉集について調べてみると、貴族の歌だけではなく浮かれ女(現代なら風俗嬢)やお笑い芸人の歌なども載っているし、なんと現在のR-1グランプリのように賞金がでる面白和歌コンテストみたいなのもやっていたことがわかります。
詠み人たちも実は若者が多く、それなら現代の言葉、それも今流行っている言葉に置き換えたら万葉集を面白く読めるかもと思った事が超現代語訳「愛するよりも愛されたい」を発刊することになったそもそもの動機だったようです。
【佐々木良】ギャル雑誌を読み漁って人生大逆転!なぜ万葉集を奈良弁withギャル語で超訳しちゃったのか?ついでに嫁もできました
さて、万葉集を今時の言葉で訳そうと思った佐々木良さん。今時の言葉を調べる為“姫ギャル系”雑誌『小悪魔ageha』、少女漫画雑誌『リボン』、少年漫画雑誌などを読み漁ったそうです。現在でも愛読書は『小悪魔ageha』だとか。
また万葉集は奈良で集められたものなので、それなら奈良弁で書いたら面白いんじゃないかと思いたちますが、大阪生まれ香川育ち佐々木さんは奈良弁がわかりません。なので奈良弁を学ぶために香川県から奈良県に10回は通っていたそう。
やるとなったらとことんこだわる性格のようです。
奈良弁の若者言葉の調査の為、カフェに行ったり、買物をして店員さんに道を聞いてみたり、宿泊施設のスタッフに声をかけてみたり。
そんな活動をしている中で一人の女性と出会います。それが現在の奥様みつきさんです。
出会ったその日に”ご飯に行きましょう”と二人で食事に行き、新型コロナ感染症禍で営業時間短縮の為21時には閉店するという状況の中、佐々木良さんは食事時間正味2時間でプロポーズを決行してしまいます。
ちなみにプロポーズの言葉も「万葉集」超現代語訳で
「”僕と付き合うなら結婚してね。結婚しなきゃ呪うからね。そこにいるゾンビ全員元カノやからね”」
だったそう。プロポーズに脅しが入ってます。いろいろアレな感じです。
ちなみに元の歌は
《玉葛(たまかづら) 実ならぬ木には ちはやぶる 神ぞつくといふ ならぬ木ごとに》
訳:玉葛のように実がならない木には神が取り憑く。そんなつれない態度をとっていると、(荒々しい)神が取り憑きますよ
しかしみつきさんはこの急展開プロポーズに笑いながら即答で「ゾンビにはなりたくないわ。いいよ」と返されたそう。
奥様みつきさんもぶっ飛んでますが、とりあえず笑いのセンスはお互い一致してそうな気配は感じます。
プロポーズの3日後に佐々木良さんのご両親へ挨拶、さらにその3日後にはみつきさんのご両親に挨拶し、その4日後には同棲を始めたそうです。


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