坂本九さんとの馴れ初めや最後に残された大切な曲、家族4人でのコンサート。日航機墜落事故の被害者、坂本九さんの最愛の妻。絶望の日々を支えてくれた愛娘たちと、大切な孫たち。女優・柏木由紀子さんについて調べてみた。
【女優 柏木由紀子】(故)坂本九さんの嫁 おしゃれ番長 どんな人?
柏木由紀子さんは昭和の大スター故「坂本九」さんの奥さまです。坂本九さんは「上を向いて歩こう」や「見上げてごらん夜の星を」などの数多くの名曲を残された歌手でありマルチに活躍されていたタレントです。代表曲の一つ「明日があるさ」は近年TVCMでもカバーされていたので聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか?
坂本九さんは残念ながら1985年8月12日に発生した日本航空123便墜落事故に巻き込まれて帰らぬ人となってしまいました。
柏木由紀子さんは坂本九さんとご結婚する前はTVドラマを中心に活躍する女優さんでした。
1970年に放映された『細腕繁盛記』の主人公「加代」の家庭内での唯一の理解者である義妹「春江」役で人気を博しましたが、結婚後は女優活動はセーブしてみえたようです。
しかし坂本九さんの急逝後、子供二人を育てる為に再び積極的に芸能活動を開始されます。日航機墜落事故から半年後もともとは坂本九さんが請け負ってみえたクイズ番組の司会を引き継がれました。
TV局すごい事しますね…。
しかしこの仕事を引き受けた事が坂本九さんを失ったことで死んでしまっていた柏木由紀子さんの心を蘇らせるきっかけになったようです。
もともと柏木由紀子さんはおしゃれ好きだったようです。
小さな頃から遊びの中で布を切ってオリジナルの洋服もどきを作っていたそう!
小学5年生で劇団に入り雑誌モデルをするようになり、さらにおしゃれに対する意識は洗練されていったようです。
しかし子どもの頃から大好きだったおしゃれができなくなった出来事、それが坂本九さんの喪失でした。
亡くなってしばらくの間は大好きだったおしゃれをする気にもなれず、周囲の目も気になることからずっと黒い服ばかり着ていたそうです。
そんな時に坂本九さんの仕事を引継ぎTV画面に出ることが決まった事で、少しでも気持ちを明るくしようと「ピンクの服」を着ようと思いたちます。
スタジオへ向かう新幹線では派手なピンクのジャケットをはおり、スタジオではピンクのシャネルスーツで収録に挑んだそう。
この時それまでふさいでいた心が少しずつ前向きになっていったそうです。
そしてその後の収録では髪型をどうするか、服につける小物はどうしようか、などと考える事が楽しくなっていき着るものでこんなにも人の気持ちは変わっていくんだと実感されたそうです。
【女優 柏木由紀子】坂本九さんとの馴れ初めは?
柏木由紀子さんと坂本九さん。お二人の馴れ初めですが、実は坂本九さんの一目惚れだったようです。
始まりはとある撮影所で別々のドラマを撮っていた時、昼休憩時間に喫茶店で会いその場で坂本九さんから電話番号を渡されたそうです。
しかしその頃は携帯電話ではなく、固定の黒電話の時代です。用事もなく異性の家へ
電話をかけるのはかなりハードルの高い行為でした。そのため1年くらい放置状態だったそう。
その頃すでに日本のスターとなっていた坂本九さんですが、まさか無視されたまま1年も放置されるとは思ってもいなかったでしょうね。
柏木由紀子さんはその1年後大阪に仕事へ行った際、ちょうど梅田コマ劇場で1か月公演をされていた坂本九さんの看板を見て思い切って陣中見舞いに行きます。
柏木由紀子さんの陣中見舞いを坂本九さんはとても喜ばれたそうです。そして再度電話番号を渡されました。
その後なんと突然坂本九さんから柏木由紀子さんに電話が入ります。
坂本九さん、今回は前回の反省から柏木由紀子さんの電話番号を聞き出されていたんですね…。その後互いの家が近かったことから行き来することになり交際することになったようです。
坂本九さんの事を柏木由紀子さんのおばあ様も「あの笑顔は憎めないねぇ」と気に入られていたようです。柏木由紀子さん自身も一緒にいるととても楽しく、結婚しなければ一緒にいられないのかもと意識され始めたそう。
そして1971年12月8日、坂本九さんと柏木由紀子さんは結婚されました。
コメント