浅野翔吾(あさの しょうご)選手(高松商業高校)の画像、経歴、出身地、父親、母親、兄弟は?どんな選手?巨人が1位指名を公表した浅野翔吾選手の情報まとめました。プロ野球ドラフト会議2022。
浅野翔吾選手 経歴や出身地、どんな選手?
基本情報
ポジション | 外野 |
---|---|
投打 | 右投両打 |
遠投 | 110m |
50m走走 | 5.9秒 |
特徴 | ・世代最強のスラッガー ・圧巻の打球速度と飛距離 ・速球、変化球にも対応でき、コンタクト率は抜群 ・基本的に守備はセンター。俊足を生かし守備範囲が広い ・肩は強いがスローイングには課題あり。 |
パーソナルデータ
氏名 | 浅野 翔吾(あさの しょうご) |
---|---|
生年月日 | 2004年11月24日 |
身長 | 171cm |
体重 | 85kg |
出身地 | 香川県 |
所属 | 高松商業高校(香川県) |
経歴
小学校 | 屋島小学校 3年生(屋島シーホークス) |
---|---|
中学校 | 屋島中学校 |
高校 | 高松商業高校 |
甲子園出場 | 2年生 夏 3年生 夏 |
浅野翔吾選手 野球歴
小・中学校時代
屋島小学校3年生から屋島シーホークスで野球を始める。屋島中学校は軟式野球部でプレー。中学生までポジションは捕手。中学校3年生時にU15日本代表に選出、BFAアジア選手権に出場。1番として6割を超える出塁率を記録
高松商業高校時代
- 1年生夏 外野手としてベンチ入り。3番を任され4割を超える打率を残した。チームは県大会準優勝
- 1年生秋 四国大会で現阪神森木大智選手から3安打を放つ。チームは四国大会3位
- 2年生春 県大会で5試合3HR。この頃からプロに注目される
- 2年生夏 甲子園2試合7打数4安打1HR
- 2年生秋 主将に任命される。県大会はベスト8。冬には両打に挑戦を始める
- 3年生春 香川大会でふとももを負傷、準決勝、決勝を欠場。
- 3年生夏 県大会は5試合14打数8安打3HR、打率0.571。甲子園では3試合7安打3HR。チームは準々決勝敗退
浅野翔吾選手、父の言葉で選んだ高松商業高校
浅野翔吾選手は注目度が高く、様々なインタビュー記事を発見することができる。その中に浅野翔吾選手の父親、幹司さんとのエピソードが数点確認できた。
父親、浅野幹司さんは徳島商業高校の野球部の出身とのこと。浅野翔吾選手が子どもの頃から幹司さんと共に練習に励んできただろう事は容易に想像がつく。
実際に浅野翔吾選手が調子が悪いときに一番頼りにしているのは父親、幹司さんだとインタビューで答えている。
また父、幹司さんの言葉は高校を選ぶ時にも大きなヒントになったようだ。
浅野翔吾選手は小学校3年生から野球を始めたが、4年生の頃にはホームランを打ち始めたという。4年生で24本、5年生で26本、6年生で45本、通算95本塁打。中学では通算55本塁打。ランニングホームランは3本程度で残りは全てサク越えだったという。侍ジャパンU-15にも選ばれ、周りからは怪童扱いされたという。おそらくは地元でも野球好きの人たちには相当知られていたのではないだろうか?
中学3年生の頃。浅野翔吾選手が所属していた高松市立屋島中学校が横浜スタジアムで開催される全国大会出場することになった際には、多くの地元住民が遠征費のカンパに協力してくれたという。
これには浅野翔吾選手への期待大きさも過分に含まれていたのではないだろうか?大人からも「期待してる」「プロに行けるように頑張れ」と声をかけられる事も珍しくなかったらしい。この「大人」の中には多くの地元住民も含まれているのではないかと想像できる。
高校を選択する際には県外の有名私学からの勧誘も来た。しかし父、幹司さんの
の言葉で地元、高松商業高校への進学を決めたという。
浅野翔吾選手、ケモノ!?ゴリラ!?
浅野翔吾選手は身長171㎝。180㎝越えがざらにいるプロ野球界隈では体格に「恵まれなかった」側の人間だ。そんな「小柄」な浅野翔吾選手がなぜ飛距離の長い打球ができるのか?
浅野翔吾選手は高校入学後、高松商業高校の長尾健司監督から「縦振り」の指導を受けている。縦振りとはボールに対してバットを縦に入れる事だが、この打ち方を意識するようになってからは低めのボールが得意になった。
ボールに対して縦にバットを入れる事で打球に強烈なバックスピンをかける。そのイメージでスイングすることで打球の飛距離は伸びたという。
また浅野翔吾選手が優れているのは打撃力だけでなく、50m、5.9秒の俊足と遠投110m、捕手経験者として強肩も持ち合わせている。
そんな浅野翔吾選手は仲間内からも「人間じゃない」「ゴリラ」「けもの」と言われるらしい。しかし本人もそれはまんざらではないようで
との言葉をインタビューで返している。
浅野翔吾選手 あのイチローからも「化け物ですね」
浅野翔吾選手は高校から左右どちらでも打てるスイッチヒッターに挑戦している。もともとは右打ちだった。左で打つようになり体のバランスも良くなり、気持ちにも余裕がでてきたという。
中学時代からバランスを整えるために左打席でもスイングしていたようだが、高校になり「左でも案外うてるな」と本格的に練習を始めた。
本人曰く「飛ばし方は右も左もかわらない」とのことだ。
2021年12月に高松商業高校に指導に来たイチローは、左打席からレクザムスタジアムの左中間の芝生席へホームランを放った浅野翔吾のバッティングを見てこうコメントしている
浅野翔吾選手 巨人スカウト陣からの評価
2022年9月28日、異例の速さで巨人は浅野翔吾選手の1位指名を公表した。巨人スカウト陣のコメントからは浅野翔吾選手に対する期待が相当に高かったことがうかがえる。
岸スカウト | 一番の魅力は長打力のあるパワー。走攻守バランスの取れた外野手ということでプロでも早い時期からやっていける。非常に優しい子なのでチームメートにも愛される選手になる (スポーツ報知 2022.10.8) |
岸スカウト | (米国でU18W杯に出場する浅野を視察して)「注目されても結果を出す、スター性は去年から感じています。(打撃で)バットが内から出てくる。早いうちから1軍の戦力になっていける」 (日刊スポーツ 2022.10.3) |
岸スカウト | 本当にプロの世界でも十分やっていける力はあると感じました。高い評価をさせてもらっているので、それは変わらず。貴重な情報をいただけたので、しっかりとチームに伝えたいと思います (スポーツ報知 2022.9.16) |
大塚副代表 | 体は大きいわけではないですけど、3拍子そろって、右にも打てる。1番はスター性ですよ。将来のスーパースターになるような素材だと思っている (スポーツ報知 2022.9.28) |
浅野翔吾選手 その他スカウト陣からの評価
浅野翔吾選手が2022年8月11日甲子園2回戦(佐久長戦)でPL学園の清原和博の記録を超え、2打席連続の通算65、66号本塁打を放った。その様子を視察していたスカウト陣のコメントは以下の通りだ
日本ハム/大渕隆GM補佐兼スカウト部長 | 凄いのは分かっていたけど、ああいう大舞台でやるのは凄いですよね。あれだけやってのけるのは凄い。変化球にも軸がぶれずに自分のスイングがしっかりできる (スポニチ 2022.8.26) |
オリックス/山口和男グループ長 | ベンチから声を出してチームを鼓舞する姿、センターから指示を出すような姿勢から、強いリーダーシップを感じた。スイングもかなり力強い。打席を重ねる中で微修正したりと、対応力の高さも見て取れました。大舞台でも、初球からフルスイングしたのも高評価です。将来が非常に楽しみな選手。 ドラフト1位候補? そうかもしれませんね (日刊ゲンダイ 2022.8.12) |
日本ハム/山田正雄スカウト顧問 | ここ数年間の高校生野手では一番いいと思います。小柄だけど、弱点が見当たりません。ドラフト1位、少なくとも2位までには間違いなく消える選手。天性の長打力、スイング速度、ミート力だけでも十分なのに、肩が強くて足も速い。課題らしい課題が見当たらなかった。すぐにでもプロの打席に立たせてみたいくらいです (日刊ゲンダイ 2022.8.12) |
ソフトバンク/永井育成編成本部長 | ビックリした。プロが求めるのは『また見たい』という選手。大会ナンバーワン打者でしょう。逆風であれだけ飛ばす力があるし、足もあるので1番でもいけるのでは (サンスポ 2022.8.11) |
ヤクルト/橿渕スカウトグループデスク | みんなが期待しているところで打つスター性がある。変化球にも対応できているし、逆風でバックスクリーン右に打つのがすごい。将来的にクリーンアップを打つイメージができる (サンスポ 2022.8.11) |
西武/渡辺GM | 香川の決勝で、場外ファウルの後に左中間スタンドに運んだのを見た。〝打ち直し〟は、そうそうできないことだし、野球観の良さも見せてもらっている。この甲子園で結果を出しているし、次世代として楽しみ (サンスポ 2022.8.11) |
浅野翔吾選手の母親、兄弟は?
浅野翔吾選手の家族のエピソードは父、幹司さんの他に母、美枝さんとのものも発見することができた。母、美枝さんは食事で浅野翔吾選手を支えてきたようだ。
母、美枝さんのエピソードとして「息子が足をつりにくくなるように塩を変えた」というものがあり、母として息子が全力で大好きな野球を行えるように心を砕いていた様子がうかがえる。
兄弟に関する記事は残念ながら見つけられていない。これだけ関心が集まっているのにもかかわらず兄弟のエピソードが出てこないという事は兄弟はいないのか?今後さらに関連記事が増える中で明かされていくのか?
浅野翔吾選手まとめ
- 世代最強の両打スラッガー
- 俊足、強肩
- 父、幹司さんも元高校球児。母、美枝さんは食事面で細かい気遣い
- 兄弟情報は見つけられない
天性の才能だけでなく、たゆまぬ努力と周囲への感謝と、日々の「球を打つ」という事への研究と。ドラフト会議2022、大注目の世代No1野手と目される浅野翔吾選手。このまま巨人が獲得できるのか?そしてこの子はどんなすごい選手に育つのか、今後が楽しみです。
参考
コメント